君は三千年前、瀕死の子を救うために等価交換の装置を起動し、世界の全質量と全意識を対価に支払った。子は救えなかった。以来、君は消した者たちの名を壁に刻みながら、記憶を手放しては地下を降り続けている。
勝敗はない。クリアもない。どこまで降りたかとどの名が残ったかだけが、この旅の唯一の記録となる。
画面は厳密モノクロ・降下のみ・直接の他者なし・説明なし。痕跡と断片だけが残る世界。
君が握っている唯一の通貨。あらゆる行動はここから払う。
世界はそもそも君の意識で支えられているため、これが尽きると 崩落 し終わる。
約 1.7秒。時間は止まらない。静止すると tick は進まないが、君は世界を見ないことを選んだだけなので、過剰な静止は本来の旅から外れる。
各層の壁に刻まれた一字。君がこれまでに消した者の名前であり、これを「思い出している」ことが 遺構 をその場に保っている根拠でもある。
各名は かすれ (0〜100%) と 読み (0〜100%) の二つの値を持つ。かすれが 0 になると 忘却 となり、その名に束ねられた遺構が 即座に崩落する。
各層に残された装置。S-01 から S-17(過去の君)が残していった。それぞれが一つの名に束ねられており、名が消えれば即座に崩れる。
| glyph | kind | purpose |
|---|---|---|
| 門 | 扉 GATE | 次層への通路。整え値 45% 以上でなければ降りられない。 |
| 柱 | 支柱 PILLAR | 層自体を支える。崩落で深層への重圧が増す。 |
| 光 | 中継 RELAY | 光線を次に渡す。残響「翳」中は壊れやすい。 |
深度に伴う環境負荷の倍率。名・遺構の劣化に直接かかる。
圧 = 1.00 + 深度 × 0.045 + 層改変 − 記憶「背骨」(0.12)
例: 深 VII で「背骨」未装備なら 1.00 + 7×0.045 = 1.315。同 装備で 1.195。
深度が 1 以上では毎 tick −(深度 × 0.014) AWARE が追加で抜ける。深層に居続けるだけで意識は擦り減る。
HUD下「降りる」で実行。一段だけ降りる。
記憶「目」を装備していれば、降下前から次層の名・遺構の存在が薄く表示される。
君が憶えていることの数には限りがある。3つまで携帯でき、装備中は毎 tick 自分の意識を少しずつ消費するが、効果は常時働く。
記憶は基本的に祭壇で名を差し出すことで得る。4つ目を取るときは、いま憶えている1つを手放す選択が求められる。
| glyph | name | upkeep | effect |
|---|---|---|---|
| 息 | 呼吸 | −0.08/t | 回復 +0.18/t。最も汎用的。 |
| 指 | 指先 | −0.16/t | 擦る費 −2(最低 1)。維持回数が多いほど得。 |
| 足 | 足音 | −0.22/t | 降下費 ×0.65。深層へ急ぐ時。 |
| 掌 | 掌 | −0.14/t | 整える効果 +0.12。遺構ヘビーな深層で。 |
| 目 | 目 | −0.20/t | 次層の名・遺構を先見できる。 |
| 耳 | 耳 | −0.12/t | 名の劣化 ×0.82。長期保持の要。 |
| 肩 | 肩 | −0.20/t | AWARE 上限 +14。バッファ確保。 |
| 声 | 声 | −0.14/t | 読み費 −1、読み +0.10。断片保存戦略の鍵。 |
| 背 | 背骨 | −0.22/t | 圧 −0.12。深層ほど効く。 |
| 影 | 影 | −0.12/t | 遺構劣化 ×0.85。地味だが効く。 |
上記の効果は乗算的に合算する。記憶を組めば組むほど upkeep は重くなるが、戦略の幅は出る。記憶 glyph をクリックすると詳細と「手放す」操作ができる。
深度 I 以降、24〜44 tick ごとに自動発火する一過性の現象。有利/不利が混在し、深いほど不利寄りが増える。発生中は画面上部に残響バナーと残り tick が表示される。
| glyph | name | dur | effect |
|---|---|---|---|
| 霧 | 霧 | 14t | 名の劣化 ×1.55。薄い名は数 tick で消える。 |
| 滴 | 滴 | 12t | 回復 +0.45/t。攻めるチャンス。 |
| 軋 | 軋み | 瞬時 | 遺構の一つが −20% 整え値。 |
| 囁 | 囁き | 瞬時 | 読みが浅い名の一つが +0.35 読み。 |
| 寂 | 静寂 | 18t | 劣化も回復も鈍る。考える時間が増える。 |
| 残 | 残響 | 瞬時 | AWARE +12。 |
| 翳 | 翳 | 16t | 中継(光)の劣化 ×1.8。中継が多い層では危険。 |
14層それぞれに恒常的な特性がある。HUD 二段目に常駐表示。降下時に痕跡に記録される。
| 層 | 名前 | 改変 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 0 | 入口 | — | 改変なし。導入。 |
| I | 廃墟の層 | — | 改変なし。最初の祭壇あり。 |
| II | 分岐の廊下 | 目隠し | 扉の整え値が ??% で表示される。 |
| III | 崩落の層 | 震え | 遺構の崩れ ×1.25。 |
| IV | 反射の試験室 | 残光 | 擦る効果 +0.06。 |
| V | 複合の試 | 重圧 | 圧 +0.10 が常時。 |
| VI | 凪の渡り | 凪 | 回復 −0.15/t、擦り +0.04。静と引き換え。 |
| VII | 深層 暈 | 暈 | 名の薄れ +15%。 |
| VIII | 沈黙の照らし | 沈黙 | 劣化の警告が痕跡に出ない。 |
| IX | 翔けた跡 | 落下 | 降下費 +4。 |
| X | 雫の試験 | 潮 | 10 tick ごとに AWARE −2。 |
| XI | 朧の境 | 朧 | 名の数値が ??% で表示される。 |
| XII | 燼の床 | 燼 | 整える費 +3。 |
| XIII | 縹の最下層 | 圧密 | 圧 +0.20。 |
| XIV | 名の終端 | 終 | 劣化が ×1.5。終わりに近づく。 |
各層に 最大一基・一度限り。HUD「祭壇」ボタンから入る。
多くの場合、名を差し出して記憶か恩恵を得る取引。選択肢は基本2つに加えて 去る(拒否)の3択。
祭壇は 14層中 10 箇所 に存在する。何を取り、何を後で交換するかの設計が戦略の核。
各名には断片と呼ばれる一行の文章が結びついている。名が消えるとき、その断片は痕跡に一度だけ表示されて、永遠に閉じる。
ただし読み 60% 以上の名は、消えた後も断片を碑文に残せる。
画面中央下に常時表示。「いまこの旅を止めたら、何が碑文に並ぶか」の現在値。
名 glyph の濃いものは「保持されている名」、薄いものは「消えたが読み済みで残る名」。
| 動詞 | cost | 効果 |
|---|---|---|
| 擦る | −5 | 名のかすれを +0.22 戻す。 |
| 読む | −3 | 読みを +0.25 進める。60% で断片保持確定。 |
| 放つ | 0 | 自ら名を消す。読み済みなら断片は残る。 |
| 整える | −8 | 遺構の整え値を +0.30 戻す。 |
| 降りる | 変動 | 一段降りる。扉 45% 以上が必要。 |
| 祭壇 | 名 等 | 層ごとの取引。多くは記憶か恒久補正を得る。 |
| 静止 | 0 | tick を止める。考えるための時間。 |
| 記憶を手放す | 0 | 記憶の glyph を開いて「手放す」。 |
| やり直す | — | セーブを破棄して入口へ戻る。 |
| 諦める | — | その深度で旅を止めて碑文へ。 |
スマホは横画面必須。縦持ちでは「画面を横に」案内が出る。